まずは勉強から始めてみたい
不動産投資に興味はあるけれど「いきなりセミナーに行くのはちょっと・・・」「忙しくてセミナーに行く時間がない」という方は不動産投資の資料請求から学びを深めていきましょう。本記事では「おすすめの資料請求先」「資料請求先の選び方・注意点」をお伝えします。
不動産投資の資料請求先の選び方
- 目的に合わせて選ぶ
- 上場企業を優先
- 財務諸表の確認
- 複数社から請求
一番大事なことは「目的に合わせて資料請求先を選ぶ」です。目的から逆算する考えを徹底してください。
目的に合わせて選ぶ
資用不動産といっても新築・中古・一棟・ワンルームなどあります。既に狙いが固まっている方はご自身の狙いに合わせた資料請求先を選びましょう。
これから目的を明確にさせる段階の方は目的を明確化させるための情報収集・勉強のためと割り切り、不動産投資の仕組みを理解すべく多くの不動産投資会社へ資料請求をしましょう。
上場企業を優先
非上場企業が悪いのではなく、上場企業の方がより安心して相談できる・力があると判断できる、ということです。
不動産投資は購入してからが本当の勝負。資料請求後にいざパートナーを組んだ不動産投資会社が途中で倒産した・アフターフォローが疎か、となると失敗の原因になりますので、より安心して相談できる企業としては上場企業に相談した方が安心と言えます。
[参考](2019年9月4日現在)
日本の企業数 | 421万社 |
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上場企業数 | 3,669社 |
経営体制は組織としてしっかりと機能しているか?事業内容は適正か?公益上社会に必要な事業であるか?などが客観的に判断され、日本全体の中でも約0.086%しか存在しない厳選された企業となります。
言い換えると、上場企業はそれだけ厳選された条件を満たしている=倒産しにくい、ということです。
財務諸表の確認
財務状況が明るい会社の方が安心して相談できます。四季報などを活用して可能な限り財務状況は確認します。
財務的に苦しい会社の場合、相談した後に万が一倒産してしまうと相談相手が居なくなり0からの再スタート、物件購入まで進めていた場合、不動産投資会社の変更やトラブル対応などからマイナススタートになることもあります。
複数社から請求
1社だけだと情報が偏るため複数社から資料請求をして情報の偏りを無くします。自分の目的に合わせた会社・特にチェックしておきたい会社からの資料は確実に請求先として確保しつつ、同じ強みを持った別会社・別の強みを持った会社、などからも並行したピックアップがおすすめ。
資料請求時の流れや注意点
気になる複数社に資料請求
登録したメールもしくは電話番号先に電話が届きます。
不動産投資を行うべきか?を資料を見ながら判断。
\下記の注意点も併せてご確認ください/
専用のメールアドレスを用意
不動産投資専用のメールアドレスを用意し、専用アドレス内でやり取りした方がわかりやすく便利です。gmailアカウントを取得すれば無料ですぐに利用することができます。
相手に悪い印象を持たせない
相手も人間ですから入力項目に適当な内容を書き込んで資料請求を申し込まれると悪い印象を持たれます。「あああああ」や「山田太郎・花子」という明らかに偽名は避け、各項目は素直に入力してください。
コメント・備考欄
より本気度を示したい方はコメント欄や備考欄を使います。空白にすることが多い項目ですが、どういう物件を狙っているのか?自分の中で外せない条件は?など書くと相手にも印象付けやすいです。
イニシアチブは自分
営業マンに言われたからではなく自分の意志で判断してください。自分のことですのでイニシアチブ(主導権)は自分です。
資料請求段階では物件を検討するのか?実際に会って深い話をしたいのか?現状は勉強だけなのか?など目的が異なります。会って深い話をしたいなら積極的に会いに行き、勉強目的ならその旨をはっきり伝えましょう。
電話営業対策
資料請求時に登録した連絡先に電話営業がかかることがありますが、電話が掛かってきた時点で詳細を知りたいという方でなければお断りしましょう。
「いま会わないと優良な物件が情報が伝えられません」などと迫る相手があれば『いまはその気はないので結構です。では!』と一言入れてその場でスパッと電話を切ってしまえばOKです。スマホなら「切る」のボタン押すだけですから。
詳しくは「不動産投資の断り方。しつこい電話勧誘や迷惑電話に向けた撃退方法」をご参照ください。
資料請求時におけるメリット・デメリット
メリット
- 一括資料請求の場合、自分で関心のある会社だけを集中して学ぶことができる。
- 一括資料請求の場合、必要項目を入力すること以外に手間がかからない。
- 一括資料請求の場合、各社のサポート体制を比較しやすい。
- 一社請求・一括資料請求それぞれ共通して、購入後のアフターサポートや不動産投資運用における各社の最適な経営プランを検討できる。
- 一社請求・一括資料請求それぞれ共通して、細かい部分まで事前にチェックしやすく、営業マンと対面ではないのでセールストークはその場の雰囲気の影響を受けにくい。
デメリット
- 一社請求の場合、業界をわからない状態で一社一社自分で探すのが手間。
- 一括資料請求の場合、自分の希望する請求先が必ずしも登録されているわけではない。(不足分は個別に資料請求する)。
不動産投資の資料請求でおすすめの3社
1.中古の資料請求の場合
GAテクノロジーズ(RENOSY)
[特徴]
- 東証マザーズ上場
- 入居率が高い(98.9%)
- 物件情報の管理ツールやデータ解析などにAIを活用
[強み]
- 賃貸管理が安い!
(家賃に関わらず「月額1,080円」) - 中古マンション購入時の仲介手数料ゼロ
- フルローンで開始することも可能
REIBOX編集部による推奨理由
いまだにFAXなどの紙媒体が活躍する不動産業界で物件情報の管理ツールやデータ解析などにAIを活用しているため、より精度の高い不動産投資の運用ができます。「築10年以降」の中古マンションを扱っているので投資効率が良いだけでなく、不動産投資の悩みの1つであるランニングコストを抑えられる(賃貸管理料が月額1,080円、GAテクノロジーズが売主となることで購入時の「仲介手数料0円」を実現)ので、他と比べて高い利回りが期待できるのもAI活用による賜物です。中古物件を検討している方は必ずチェックしておきたい会社です。
資料請求の内容
不動産投資のしくみ・マンション経営にともなうリスク・物件の選び方・入居者募集や管理はどうすればいい?、など不動産投資の始め方がわかるノウハウ集「Investment Guidebook」に加えて、不動産投資での成功を実現した4組のオーナーへのインタビューを収録した無料DVD「Renosy Owner’s Voice」がもらえます。
2.新築の資料請求の場合
プロパティエージェント
[特徴]
- 東証一部上場
- 入居率99.62%
- 顧客満足度3年連続総合1位
- 土地の仕入れ・開発・管理までをワンストップ対応
[強み]
- 融資に強い
(提携する金融機関が10社以上と豊富) - 運用後のキャッシュフローに強い
(家賃滞納者が1.0%を下回る・入居率が高い) - 物件購入後のアフターサービスが充実
(建物の管理や賃貸管理のアドバイスなど)
REIBOX編集部による推奨理由
融資に強いからこそ不動産投資を始めやすく、入居率高い=空室リスクが少ない&滞納者が少ないからこそ運用後のキャッシュフローに強い、という開始から運用中にかけてのサポートの強さは不動産投資家にとって大きな魅力。マンション開発における立地選びも東京23区(都心6区・台東区・墨田区の人口動態の大きい区で約50%、駅徒歩5分以内が約60%)・横浜エリアに集中しているのは今後の人口推移から考えて大きなアドバンテージと言えます。
資料請求の内容
不動産投資を始めるにあたって知っておきたい基本的な知識やポイントがまとまった書籍「不動産投資GUIDE BOOK(初心者編)」がもらえます。なお、メール登録までしておけば登録したメールに新着物件やおすすめの非公開物件などを定期的に紹介してもらうこともできます。
3.複数社を一括で資料請求する場合
スリーエイチ(ハウツーオーナー)
[特徴]
- 上記で紹介した会社以外の会社からの資料請求が可能
- 複数社へ無料一括問い合わせが可能
- 東京での収益プランを最大5社一括比較も可能
[強み]
- 不動産投資の勉強をしたい方は効率的に資料を集めることができる
REIBOX編集部による推奨理由
上記で紹介した会社以外の会社からの資料請求が可能。シノケン・日本在宅・FJネクスト・スカイコートなど業界大手会社の資料を一括請求できるので業界の知見を深めたいに便利。
資料請求の内容
100社以上ある関東圏の不動産投資会社の中から、厳選した上場・大手企業からの資料を請求できる。資料内容は各社による。
次点.Oh!Ya(オーヤ)
[特徴]
- 複数社へ無料一括問い合わせが可能(最大20社以上)
- 東証一部情報企業が運営
- 利用実績多数
REIBOX編集部による次点にした理由
内容は優秀で実績もあり、上記で紹介したハウツーオーナーと悩んだのですが、敢えて言うならOh!Yaの場合、登録企業の1つ会社以外の会社からの資料請求が可能。シノケン・日本在宅・FJネクスト・スカイコートなど業界大手会社の資料を一括請求できるので業界の知見を深めたいに便利。
エスライズエージェンシーの勧誘電話が
内容は優秀で実績もあり上記で紹介したハウツーオーナーと悩みました。そうはいっても敢えて言うならレベルですが、Oh!Yaで登録されている企業の内の1つであるエスライズエージェンシー社による電話勧誘での対応が難があるとの声を見かけるので(「エスライズエージェンシー 勧誘」で検索すればわかると思います)Oh!Yaを次点とさせていただきました。ただし、ハウツーオーナーでも取り寄せられない資料が有ったときは重宝します。
不動産投資のメリットもデメリットを理解する
不動産投資は物件を購入してからが本番。家賃収入というメリット面だけでなく、ランニングコスト(修繕費・経費・税金など)や空室リスクなどのデメリット面もあります。収入と支出のバランスが合ってこそ資産形成となる不動産投資ができます。
まとめ
資料請求をすると不動産会社側もお仕事ですのでアフターフォローも兼ねて連絡はしてきます。そこにわずらわしさを感じることもあるかもしれませんが、次のステップに行く・行かないはご自身で決めていいので慌てることはありません。
不動産投資は事前の勉強量が不動産運用の成否に大きくしますので、知見を広めて正しい判断を持てるようになりたい方はぜひ資料請求をご活用ください。