不動産投資調査の#REIBOXが家賃収入以外の不動産投資のメリットである「経済環境の変化(インフレ・デフレ・スタグフレーション)にも不動産投資が強みを持つ理由」について解説します。

本記事をお読みいただくことで『不動産投資には興味があるけど今一歩踏み出せない』という方にとって良し悪しを決める判断材料の1つになりますよ。

不動産投資はインフレにもデフレにも強い理由

  1. インフレと不動産投資の関係
  2. デフレと不動産投資の関係
  3. 【参考】スタグフレーションでも大きな悪影響は少ない

1.インフレと不動産投資の関係

インフレになると現物資産の価値が上昇します。一方、貨幣はインフレ時において価値が下落しますので実質マイナスです。そのため、現物資産である不動産はインフレ対策に強い資産形成の手段となります。

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REIBOX編集部
現物資産は不動産・貴金属(金、銀、プラチナ)・株式・債券などを指します。
インフレと価値の仕組み

インフレ(インフレーション)は物価が上がり続ける状態を指しますが、言い換えると【お金の価値が下がる】ことになります。

例えば、同じ物件でも去年まで1,000万円で購入できた物件が今年から2,000万円支払わないといけない状況になった(=物件が前年比200%のインフレを起こした。)とお考え下さい。

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1つの物件(現物資産)に対して1万円札が1,000枚で良かったのに、1つの物件(現物資産)に対して1万円札が2,000枚必要になった(=1万円札1枚当たりの価値が下がった=お金の価値が下がった)

インフレの価値

インフレになると相対的に自分の持つお金の価値が下がってしまう=現金や預貯金の価値が減少してしまうわけです。

参考:ニチギンマンのきんゆうせいさく/にちぎんキッズ – 日本銀行

2.デフレと不動産投資の関係

インフレと反対にデフレになると現物資産の価値が下がります。ただし、デフレだからと言って家賃が下がることはありませんのでキャッシュフロー的には大きく不安視することはありません。

現物資産である不動産も影響を受けやすいのですが、東京圏の立地の良いマンションであれば大きな影響は受けにくいと考えられています。よって、デフレにも強い立地条件を選べば物価変動に強い不動産投資が展開できます。

3.【参考】スタグフレーションでも大きな悪影響は少ない

スタグフレーションは『デフレ×インフレ(貨幣価値が下がっているのに物価は上がっている状態)』と、一番厳しい経済状況。

ですが、貨幣価値が下がっても家賃が下がるわけではありませんし現物資産の価値が下がっても急に家賃が下がるわけでもありません。

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REIBOX編集部
スタグフレーションで景気が悪く給与が増えなくとも、不動産投資による第二の収入源が確保できれば通常のサラリーマン給与にプラスした安定収入が入ってくることに違いありません。

景気変動の影響を受けにくい安定性こそが投資初心者にも推奨される理由

「不動産投資はインフレにもデフレにも強い理由」でもお伝えしたように、インフレ・デフレ・スタグフレ、どのケースにおいても急に家賃が変動する(10万円→11万円、10万円→8万円)ことがありません。

キャッシュフローの安定性が高くリスクマネジメントがしやすいため、資産形成に不慣れな方でも取り扱いやすいです。

景気変動に強い手堅い投資用物件を選ぶ基準

✅ 東京23区内の物件を中心に探す

東京は今後も人口が増加すると見られています。(参考:「2060年までの東京の人口推計」)特に単身者の移住が予想されているため【 主要都市である23区内且つ単身者向けワンルームマンション 】の需要が期待できます。

インフレにより現物資産の価値が上がっても、連動して物件を購入するために借り入れたローン(借金)まで上がるわけではありません。つまり、インフレは実質的に借金が目減りするため借金(借り入れ・融資)に対しても有利・強いと言われます。

✅ 駅から徒歩7分、且つ生活圏が整っている地域

駅から遠すぎても需要が無いため駅まで徒歩7分(悪くても10分以内)、且つ部屋から駅に行くまでの間に生活圏(コンビニ・病院・学校・スーパー、などがある)がある物件を選びましょう。

✅ 中古・新築は目的に合わせて選ぶ

新築の場合、物件価格が高いために収益化のリターンはリタイア後(年金対策中心)となります。中古の場合、収益化のリターンは本業に就業期間中となりやすいため本業以外の副収入を持つことが主な狙いとなります。

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REIBOX編集部
ご自身の予算・目的に合わせた物件を選んでください。マンションであれば何でもいい!というわけではありません。

手堅い投資を考えるなら不動産投資は選択肢の1つと断言できます/まとめ

投資対象となる金融商品は数多くあります。中でも有名な株やFXといった派手な動きになりやすい投資とは正反対の取り組みになりますが、その分はじめての方でも着実に資産を増やしやすいのが不動産投資です。

安定性・堅実さといった日本人特有の傾向から踏まえても、投資を検討する際は不動産投資と言う選択肢に入れておくべきでしょう。

不動産投資を通じた資産運用に興味を持ち始めた方へ

※最初にやるべきことは本を買うことでも物件を買うことでもありませんよ!